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身体は借物
~すべては借物自体は無~
私たちはふだん、何気なく身体を使っています。
とんだり跳ねたり、自分の意のままに動かせます。
つねれば痛いし、だれしも自分の身体であることを
疑う人はいないでしょう。
しかし、
いったん病気やケガでその身体の機能を失ってしまうと、
自由に身体を使うことができなくなってしまいます。
その時初めて、これまで自分のものと思っていた身体が、
まるで他人のもののように感じられます。
また、私たちの身体は、望んでもいないのに、病気に
なったり、老化が進み、そして一人の例外もなく、
死を迎えます。私たちの身体が自分のものであるなら、
いつまでも思い通りに扱うことが出来るはずです。
ところが実際はそうではありません。
つまりこれは、自分のものと思っていた身体が、
自分のものではないということなのです。
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